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2019/02/08
骨盤は左右非対称にできている
こういった質問はよく患者さんから言われることのひとつですが
歪んでいるから悪い、という事ではありません
というのも
そもそも骨盤自体が左右対称にできていません
例えば
顔を真ん中で分けて、左右では顔貌が違います
プロボクサーは選手の比較表が、タイトルマッチ前に新聞に載ったりしていますが
腕の長さ(リーチ)は左右で違っています
そのほかにも脚の長さが左右で違ったり、靴のサイズが左右で違うことはよくあることです
それと同じく骨盤や背骨、筋肉の大きさなど、身体の全てにおいて
左右がきっちり対称にはできていません
こと骨盤に関しては、2006年の海外研究で統計学的に有意な骨盤の左右差が認められています
この内容から骨盤にはもともと左右差があり、ねじれが生じる構造になっているということが明らかにされています
こうなると「骨盤矯正」という言葉自体に違和感をおぼえませんか?
矯正もなにも、もともとねじれていたり、歪んだりしているわけです
だからこそ「矯正」ではなく、こだわって「調整」と言っているわけで
話をもどして
骨盤の形や歪んでいるのが悪いのではなくて
もともとのねじれでの偏った動作に加えて
→ 生活習慣・産後の状態・スポーツ特性などで助長される
→ 運動連鎖で腰や脚など全身に影響が及ぶ
→ 筋肉の過緊張や弛緩、パワー低下、循環低下などが起こる
→ 腰痛や便秘、坐骨神経痛などの痛み、冷感、月経困難、むくみなどが起こる
ものだと臨床上で理解しています
改善には骨盤周りの関節可動域の調整や、身体の使い方の再教育が必要です
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