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2022/12/09
骨盤調整で月経痛が軽減する?
なんらかの原因で骨盤の動きが妨げられたりすると、腰痛のほかにもなどさまざまな不調の原因になることがわかっています
詳しくは骨盤・姿勢について
から
骨盤との関係を調べた研究のなかで、「骨盤調整と月経困難症の関係」という海外の論文によると、月経痛のある人とない人では骨盤のねじれに有意な差が認められたため、骨盤調整が月経困難症に影響を与える可能性について書かれています
◎骨盤は左右非対称にできている
◎骨盤が歪んでいる?歪んでいない?
この中でも少し触れている骨盤と月経時の痛みについて
月経困難症とは一般的な婦人科疾患で、月経時の痛みを特徴としたもので
「月経期間中に月経にともなっておこる病的な状態をいい、下腹部痛、腰痛など一般に月経痛とよばれる症状に加え、おなかの張る感じ、吐き気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、いらいら、下痢および憂うつなども含まれます。 なお、排卵を伴わない月経のときには月経痛は起こりづらい、と言われています。」とされています
その原因として
・プロスタグランジンの過剰分泌
・子宮口の狭さ
・心理的要因
・運動不足や冷え
があげられています
(引用:富士製薬工業さんのサイト)
プロスタグランジンは痛みや熱、腫れを引き起こす発痛物質で、身体の様々な痛みや炎症に関係しています
ある研究では、女性は子宮が収縮すると同時に骨盤内部の体液量が増えることがわかっていて、それが増えるのは骨盤の非対称による子宮の位置変化がプロスタグランジンの分泌量に関与したためではないかと言われています
また別の研究では、脊柱を正常化することで痛みが改善したという報告がされていて、正常化して体性感覚を刺激することが内蔵の活性化に繋がり、月経時の痛みを改善させると考えられています
そのほかにも、月経痛には骨盤と子宮を結ぶ靱帯と神経の緊張が関与していると言われています
産後では傷ついた骨盤底筋の機能不全や、ひろがった骨盤がもとに戻るときに不安定さが残ると、さまざまな経緯をたどって腰痛やおしりの痛みの原因になります
これらをまとめると、度を超えたねじれなどの身体の非対称は「さまざまな不調の原因になる」ということになります
当院ではそのようなねじれや非対称性による腰痛などの施術には、骨盤調整を行っています
【女性の骨盤と子宮】
【参考文献】
The relationship between pelvic alignment and Dysmenorrhea J Phys Ther Sci 28 :757-760, 2016
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