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2013/4/12
野球のピッチング動作で重要なポイント
気がつけばWBCは敗退して、いつの間にかペナントレースも開幕していますね。
我らが阪神タイガースは開幕ダッシュ!!!・・・とはいかず(-_-;)
まぁ、あの反則的に強い巨人を相手によく戦っていると思います
かたや海外ではダルビッシュ選手があわやパーフェクトゲームの快投でしたね
惜しかったです(>_<)
・・・とまぁ、サッカーも好きですが出身校が高校野球常連校だったという事もあり
よく当院に来られる患者さんと野球談議に花を咲かせています(笑)
そこで今日は「野球のピッチング」についてのお話です☆
当院にも少年野球等をされている青少年の患者さんが来られますが
そのほとんどが「肩」や「肘」の部分の怪我です
痛める理由は悪い投球フォームであったり、未成熟な体にかなりの負担がかかっている事
などなど、いろいろな要因が考えられます
いろいろな要因が考えられる・・・ということは、
全身的所見で判断しなければいけないということです
そこで試しにタオル等を持ってシャドウピッチングをしてもらい
その動作を観察してみたとしましょう
痛いのは肩や肘なので、皆さんの眼が肩や肘に行くのは当然として
フォームやそれ以外ではどこに目を向けるでしょうか?
そこで私は・・・
下半身をよく観察するようにしています
よく聞く話で「ピッチャーは走り込みをして下半身を作らなくてはいけない」
というものがあると思います
例えば右投げのピッチャーだったとして、一度軸足である右足一本で立ってから
左足を前に踏み出して体重移動を行い、そこに上半身がついてきてボールを投げる
・・・という一連の動作が投球動作です
(素早い体重移動には体の軸がぶれないだけの体幹の筋肉が必要となるわけですが
それはまた別の回に書くことにするとして・・・)
今回は下半身に焦点を当ててみます
下半身の筋力強化は当然の事ながら、もう一つ重要な事があります
それはなんだかわかりますか?
それは「体の柔軟性」です
ピッチングするに際して全身やわらかいことに越したことはないですが
特に大事なのは股関節の柔軟性だと思います。
例えば我らが阪神、現在メジャーのカブスで活躍する藤川球児選手は
登板した時にマウンド上で両手を左右のヒザの辺りにあてて
股関節のストレッチをしていますよね
なぜ股関節の柔軟性がいるかというと、投球動作に秘密があります
次の藤川選手の写真をみてください
投げる時に右足から左足まで踏み出す線の距離はどれくらいか知っていますか?
写真の藤川選手で靴のサイズで7歩半ぶん位だそうです
単純計算で足のサイズが27センチだったとして、靴のサイズが28センチだったとしましょう
28cm x 7.5 = 210cm
投げるにあたって2メートル10センチも踏み出すわけです
それを踏み出すだけでどれくらい大変か、一度自分の足で測ってやってみてください
プロ選手のすごさが分かると思います
それだけ踏み出すことで体重移動をすることにより、球により力を伝えることができるということです
小学生レベルでピッチャーをしていて通用しても、中学になって通用しなくなる・・・
そこで下半身を重視せず、むきに手投げになってしまうことで肩や肘を痛めている・・・
という少年は多いような気がします(>_<)
手投げではなく、強くていい球を投げるためには
強い下半身と股関節の柔軟性や広い可動域が必須です
また当院ではそういった肩や肘の怪我をしないためにも
股関節のストレッチや下半身強化の指導も行っています
肩や肘を痛めていたり、お悩みの方はご相談ください
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