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2015/3/4

なんで?の視点

気がつけばわりと放置していました


もう3月やん!!!(ノ゜ο゜)ノ


さておき先日、足の甲の辺り、中足骨疲労骨折の学生さんが来られました

 

 

 


来院されたいきさつについてはさておき、身体をのどこかを痛めた時に

「なんでそこを痛めたのか?」という、すごく基本的な事をちゃんとみているかどうか、

これが治療やケガ予防、コンディショニングをする上で一番重要な事だと考えています


例えばヘルニアについて、、、

「ヘルニア」とは、ラテン語で「脱出」を意味します

つまり、ヘルニアとは何らかの原因で圧迫に耐えられなくなった

内蔵や組織が、柔らかいところからはみ出して(脱出して)しまう状態のことをいいます

(鼠径ヘルニアや椎間板ヘルニアなど)


つまり椎間板ヘルニアとは、椎間板が飛び出て神経にさわることで

しびれたり激痛が走って歩くこともままならなくなる、、、

総じて症状としてはこのようなものだと思います


「こいつのせいか、、、じゃあ、手術をして飛び出て悪さをしている椎間板を除去しよう!」

症状のきつい方の多くは手術をしておられると思います

これで確かに痛みが取れる方もいます

が、手術をしても取れない方も多々おられますよね?

一時的にはましになっても、また同じような痛みに悩まされる方も多いですよね??

私自身、そのような方のお話をたくさん聞いてきました

まさに、ここに大きなポイントがあると思います

大切なことは飛び出た異物を取り除くだけではなく、

「なんでそれが飛び出したのか?」を突き詰めることだと思います


先に書いた「ヘルニアとは何らかの原因で圧迫に耐えられなくなった

内蔵や組織が、柔らかいところからはみ出して(脱出して)しまう状態」

ということなので、その何らかの圧迫を作る原因を探り、

それにアプローチすることこそが、本当に「身体をみる」ということではないかなー

・・・と考えています


もう一つ戻って、最初の疲労骨折の学生ですが

もちろん練習量も関係していますが、検査等をしてみると

やはり骨折をした側の脚の方が股関節の可動域が悪かったり

足のアーチが乱れていて、なおかつ扁平足でした

これでは余計に負荷がかかってしまうのも無理はありません


お題の通り「なんで?」の視点を広げるといろいろと見えてきます

手術を頭から否定しているのではなく、対症療法だけではなく

そういった多角的なアプローチも大切だという事を知ることで

自分の身体のメンテナンスやコンディショニングに、

痛めてしまった身体とのうまい付き合い方などに役立てられます!

何より一番は患者さんみんなが納得して、その上で様々な治療を受けて、

ちゃんと回復させた上で、痛めない・痛めにくい身体を作ることです