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2015/10/21

変形性膝関節症の予防や保存治療には運動が有効

前回の膝の痛みからのつながりで、変形性膝関節症についてです

20日の朝日新聞の医療サイトapitalで弘前大学の奈良岡先生が

体操などの運動やストレッチが有効だと言われています

リンク → http://apital.asahi.com/article/hirosaki/2015101700007.html

80代の脚力は、20代の時と比較しておよそ3分の1になり

それに伴って関節の可動域制限やバランス能力の低下の原因となります

一昔前までは、老年ではトレーニングをしても筋肉は増えないとされていましたが

最近では継続的なトレーニングで筋肉は増えることが明らかになっています

それに加えて膝の運動をすることで関節液の粘度が上がることもわかっています

つまり、わざわざヒアルロン酸を注射しなくても

人には運動などの適切な負荷をかけることでヒアルロン酸を増やす自己治癒能力が備わっている

ということです

宇宙飛行士は宇宙でほぼ無重力状態で作業をしているので

関節に負荷がかからないことで、骨量が減っていくということと同じような感じですね

「1Gの重力の地上では、運動によって骨に荷重刺激が加わり、骨にカルシウムが蓄積されます。一方、微小重力の宇宙では、骨への荷重負荷がかからないため、骨からカルシウムが放出され、骨粗鬆症患者の約10倍の速さで骨量が減少します。」

(JAXAのホームページより)

http://www.jaxa.jp/article/special/experiment/ohshima01_j.html

姿勢にも関与してくることですが、重力は人間にとって生きていく上ですごく大切なんです☆

さておき

ヒアルロン酸が増えれば衝撃吸収や潤滑油の役目となり

膝まわり・骨盤まわりの筋力つけてバランス能力のアップ

ストレッチで関節の可動域の改善などをすれば

それに比例して歩く距離が伸びる、バランス能力が改善するなど

運動能力が向上するというデータも出ています

また、そういった運動能力の向上が痛みの軽減や予防に繋がります

もちろん痛みがある状態で運動をする場合は、医師や柔道整復師など専門家の適切な指導や管理の下で・・・です!

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