ブログ

ブログ

2015/10/23

ほねつぎの仕事

接骨院・整骨院の先生は「柔道整復師」という、れっきとした「国家資格」を持った人です

解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、

外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論、関係法規

これらの科目を3年以上、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして

文部科学大臣の指定した学校、又は都道府県知事の指定した柔道整復師養成施設において

柔道整復師となるのに必要な知識及び技能を修得したものが、国家試験を受験することができ

試験に合格した人が晴れて柔道整復師になることができます

街中で「ほねつぎ」という看板を掲げているのを見たことはないでしょうか?

「骨」を「接ぐ(つぐ)」から「ほねつぎ」です

古くから開業されている先生はその看板を掲げておられた方が多いですね

当院も司馬遼太郎さんの紀行「街道をゆく」の堺・紀州街道編の中の一文で

「阪本のほねつぎ」として登場しています

院内には初代から受け継いできた看板があります

看板

腰痛や膝、首の痛みなどを診るのは言うまでもなく、骨折や脱臼(応急処置以外は医師の同意が必要)なども診る職業です

最近ではプロスポーツチームにトレーナーとして従事している方や、病院勤務の方もおられますし

時代と共に活躍の場は多様化し、医療人として求められるものは多くなっていると思います

当院にももちろん腰痛や膝、首の痛み以外にも

コーレス骨折

手首や・・・

第1足趾

足の指などの骨折

足関節捻挫

足首の捻挫の方も来られます

柔道整復師について詳しくは、下記の公益社団法人大阪府柔道整復師会のページをご参照ください

http://www.osaka-jyusei.or.jp/judotherapy/judotherapist/

さておき

最近では民間資格である整体や〇〇療法など、よくわからないものがたくさんあります

柔道整復師という国家資格と、その他の整体などの民間資格の違いについて

NAVERまとめさんでその違いを端的に書いた一文が ↓

「一番の違いは、国家資格をとるには最低3年間勉強しなければならないことに対して、民間資格は基準が決まっていないので、早いと1週間どころか2、3日、遅くて2年間で認定書が渡されて、卒業して開業となってしまうこと、これが一番の違い。」

「また、整体師という言葉はNHKのニュースでも使われて市民権を得てはいるが、正確には整体師という職業はない。ので自称となる。よく事件が起こると、自称○○となるが、これとまったく同じである。」

はたして触られる側となる皆さんは、どれくらいこの事を知っているのでしょうか??

なんとか運動なるもので、乳幼児の死亡事故というのも記憶に新しいかと思います

柔道整復師のことを、=整体師と勘違いされている方もいますが、全く違うものです

ここはぜひ正しく理解していただきたいところです

個人的には古くから代々家業としてきたこともあり

そう言われたり、思われる事にはすごく抵抗感があります・・・

その他の違いなど、問題点について詳しくは下記のNAVERまとめさんを参照してください

http://matome.naver.jp/odai/2140678620207945701

上のまとめにもありますが

接骨院・整骨院はマッサージ屋さんではありません

たま〜に

「マッサージやってくれますか?」

・・・と

ふらっと受付に来られる方がいますが、丁寧にお断りさせていただいています

マッサージを受けたいのであれば、街中でいくらでも見かける60分2980円!

などなど、書いてあるところに行っていただければと思います

そのマッサージ自体も本当はあんま・マッサージ師の国家資格を持った人の所でないといけないのですが・・・

なかには街中でおかしなチラシを配っている、呼び込みをしている接(整)骨院もありますが

接骨院・整骨院では慰安目的のマッサージは保険適用外です

スポーツや日常生活の中で痛めたものが保険適用となります

公益社団法人大阪府柔道整復師会が作成した「接(整)骨院のかかり方!」というリーフレットには

かかり方表

かかり方リーフレット

このように書かれています

あなたの通っている先生は本物の治療家、本物の柔道整復師ですか?