骨折をしてしまったら手術をするか、保存的に治すかになります
どちらにせよ骨がくっつくまでの間はギプスを巻いたり
取り外し可能なシーネなどで固定します
この固定をするというのは
骨が折れてしまったところを動かさないようにして
早くくっつくようにするために行います
しかし・・・
動かさないという事は、同時に筋肉の拘縮や筋力低下も伴います
拘縮というのは、筋肉や靱帯などの組織が固まってしまい
動かしにくくなること
筋力低下は読んで字のごとく、動かさない、負荷をかけないことで
どんどん筋肉がやせていってしまうことです
拘縮や筋力低下は骨折だけではなく
足首の捻挫など、固定を施せばどこでも起こります
例えば足首などで拘縮を起こせば
立ったり座ったり、歩くことに支障をきたして
腰や股関節、膝など身体のいたるところに
影響を及ぼすことがあります
だからギプスなどの固定が取れたからもう治った!
・・・というのではなく、きっちり元の動きができるまで
筋力を元通りになるまで
トレーニングをする必要があります
写真は前腕の骨折で手術した中学生
WBCの野球日本代表も使っていた超音波温浴器で治療
超音波は骨折の治癒を早める効果があります
そして拘縮の除去とトレーニングを!
・・・すると
左がギプスを外して間もないころ
右が施術に加えて自宅でのトレーニングを行い、一か月経ったもの
最初は動かすのにも痛みが出ていましたが徐々に軽減し
手首の可動域も回復してきました☆
時間をかけて固まってしまったものは
一日で元通りになることはありません
地道に継続することが大事です!
早く競技に復帰できるよう、これからもサポートさせていただきます!